マルチの検出、得点の検出は正規表現による検出のほかオリジナルログシートの申請マルチ、得点による集計も可能です。
マルチ・得点の検出機能を使わずに元ログシートのデーターをそのまま使うなら得点、マルチは申告されたものを使うをチェックしてください。
また重複チェックを行わない場合は重複チェックをしないをチェックしてください
検出コードの書き方 (正規表現がわかることを前提として書いてありますのでご承知ください)
正規表現は 「正規表現 C#」で検索してみてください
1:マルチコード
セミコロン(;)で区切られた3つのペアで設定します
Ver0.95より区切り文字がカンマ(,)よりセミコロン(;)に変更になりました
以前の設定は自動的に変換されますが、セミコロンが含まれる場合は変換されません
また設定条件にセミコロンは利用できません
検出すべき項目,検出の正規表現,結果の表示方法 の3つで1セットとなります
検出すべき項目は
Time (Date Time)
Band
Mode
Call
SendRst
SendMulti
RecvRst
RecvMulti
Send (SendRst + " " + SendMulti)
Recv (RecvRst + " " + RecvMulti)
Multi (RecvMulti)
Point
Comment
およびサマリーシートの項目
CALLSIGN
POWER
CATEGORYCODE
TOTALSCORE 他
などが使えます 大文字小文字の区別はありません
また"|"パイプもしくは"_"アンダスコアで繋ぐことで複数の項目を指定することもできます その場合は正規表現にもパイプ(\|)またはアンダスコア(_)を含めてください
検出の正規表現で検出したい部分を()かっこで囲います
結果の表示方法で先のかっこの部分が順番に$1,$2と置き換えられます(Regex.Replace)
3つのペアをカンマで繋ぎ複数指定することもできます
最初に一致したものがマルチとなります
2:得点コード
マルチコードと同様3つ1セットで記述します
検出すべき項目,検出の正規表現,得点の3つで1セットとなります
複数指定した場合、最初の一致した項目の得点となります(Regex.Match)
いずれにも一致しない場合1点となります
3:送信No,受信No検出コード
送受信の交換ナンバーの検出方法です
599xxx 59 xx などのxxの部分の検出方法です
デフォルトは数字もしくはアルファベットが1文字以上になってますので特に変更する必要はないと思います
シグナルレポートしか交換しない、もしくはしないときがあるコンテストについてはここに記述をしてください
※数字しかないコードで交換しない場合があるコンテストや、マルチと区別できないコードを交換しない場合が
あるコンテストには対応ができません
例えば 以下のログでは送信Noが599 599なのか 受信Noが 599 12 なのか または送受信Noが599でマルチが12なのか
システム上その区別が付けられないためです
2017-03-11 21:00 JA0RL 7 CW 599 599 12 1
マルチ・得点コードのサンプル
コンテスト | マルチコード | 得点コード |
ALLJA0管内局 | CALL;^([a-zA-Z0-9]{3}).*;$1 | CALL;^..0.+;3;CALL;.+\/0$;3;CALL;.*;1 |
ALLJA0管外局 |
CALL;^.([a-zA-Z])0.*[a-zA-Z]([a-zA-Z])$;$1_$2; CALL;.([a-zA-Z]).+([a-zA-Z])\/0$;$1_$2 |
CALL;^..0.+;3;CALL;.+\/0$;3;CALL;.*;1 |
広島WAS | RecvMulti;^(\d+)$;$1;RecvMulti;^([A-Z]{2}\d{2})$;$1 | RecvMulti;^(\d+)$;5 |
電信電話記念日 | RecvMulti;^(\d+)N?$;$1 | RecvMulti;^(\d+)N;2 |
オール埼玉 | RecvMulti;^(\d+)$;$1 | Mode;CW;2 |
雛3.3 | CALL;^([a-zA-Z0-9]{3}).*;$1 | RecvMulti;^(YL)$;10 |
静岡 | RecvMulti;^(\w+)$;$1 | SendMulti_RecvMulti;\d+_\d+;0; Band;1200;3;Band;2400;5;Band;5600;10;Band;(10G|24G);20; CALLSIGN_CALL;^.+\/Q.*_.+\/Q;4;CALL;^.+\/Q;2;CALLSIGN;^.+\/Q;2 |
シングルバンドのチェックログ対応の例 (静岡) |
CATEGORYCODE_Band;^[CF]19[SX]_(?!1\.9).*$;0; CATEGORYCODE_Band;^[CF]35[SX]_(?!3\.5).*$;0; CATEGORYCODE_Band;^[CF](7|14|21|28|50|144|430|1200)[SX]_(?!(\1)).*$;0; |
|
なおコンテスト主催者に限り、規約および想定されるサンプルを提供していただければ上記コードの作成をサポートします
(ただし動作の確証が持てない複雑なコードの記述はお断りする場合があります)